なぜ"今"V6を好きになったのか

先日、バイト友達2人(同い年)と今春から社会人の先輩(元バイトの先輩)と飲み会をした。私は途中参加だったのだが、先輩が何かと話を振ってくれ、なかなか楽しかった。「最近、ハマっていることは?」と先輩に聞かれ、まぁ、それぞれに答えていたのだが、私の答えは「V6」だった。バイト先でも家族内でも私の「嵐ファン」の認知度は高いのだが、V6に関してはどうも低い(家族に至っては恐らく私がV6を好きなことを知らないと思う)。この際、言っちゃえ!と思い、カミングアウト(?)してみた。そしたら、先輩から返ってきた言葉がこれである。

 

 

「え?今?」

 

 

…分かります。分かりますよ、先輩。言いたいことは。

 

先輩は私の1歳上の為、きっと、「学校へ行こう!」を知っている・見ていた世代のはず。だから、例えファンではなくても、あのV6の人気絶頂期は何となく知っているはずで、少なからず、V6落ち着いちゃってるなー、あんまりテレビで見なくなっちゃったなーとか思ったことがあるのだろう。それを踏まえてのその返答だったのだと思う。

 

私でさえ、今でもよく自分自身を分かっていない。なぜ、"今"V6を好きになったのか。

 

考えられる理由がないこともないのだが、これを見て嫌な気持ちになる人もいるのではないかと思うと、ちょっと気が引ける。嫌な予感がする人はもうここでブラウザバックをお勧めする。いや、きっとそんな大したことでもないのかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付けばずっと嵐が好きで、これからも好きでい続けるんだろうなと思っていた。好きになってすぐにファンクラブに入ったり、レギュラー番組を欠かさず見るようになったり、表紙の雑誌をチェックしたり。コンサートにも運よく行けたことがあった。

一度、嵐から少し遠のき始めた時期があった。大学進学時である。大学に入学し、一人暮らしの生活が始まった。慣れない土地、初めての環境、新しいことの連続で、この時期はレギュラー番組をあまり見ていなかったし、シングルCDも買っていなかった。だけど、アルバム(LOVE)は予約し、購入した。ちなみに、この年は最後の国立競技場でのコンサートがあった年である。最後くらい、行ってみたいなぁ…と思い、申し込んだところ、見事に当たった。席がどうであれ、あの国立競技場で嵐と同じ時間を過ごせたんだ!とか思うとちょっと感慨深い。これで嵐に引き戻された感がある←言い方

しかし、また危機が訪れる。始まりは恐らく、15周年ツアーである。嵐のデビュー15周年をお祝いしてのハワイでのコンサートは、年齢のこととお金のこともあり、申し込めなかった。だけど、単純に良かったねぇ、ハワイでコンサート出来て、くらいにしか思わなかった(ハワイでのコンサートに関して、否定的ではなかった)のだが、その"始まり"というのが、5大ドームツアーの方である。アルバム「THE DIGITALIAN」を引っ提げてのツアー。アルバムは好きだったのだが、コンサート演出があまり私は好きではなかった。DVDが発売されて買ったものの、未だに全部見ていない。ここから、少しずつ、自分の中での「嵐」の存在に変化が起きてくる。

2015年。嵐メンバーとの親交も深い生田斗真くん、小栗旬くんの主演ドラマの主題歌「Sakura」は曲の感じやダンスのかっこよさが良くて、久しぶりにシングルを購入した。その後に発売された相葉くん初月9主演ドラマの主題歌シングル、結婚情報雑誌のCMソングとなった曲のシングルも立て続けに購入した。お決まりとなりつつある、夏に発売されたアルバム「Japonism」も購入した。しかし、このアルバムが私の中で違和感だった。 上手く言えないのだが、「なんか…私が好きな嵐じゃない」「曲も、昔の方が好きだったなぁ」と、そう思うようになってしまっていた。また、嵐のジャニーズ事務所における立ち位置・年齢も"先輩"になって来て、どういう風の吹き回しか、やたらと何かと後輩との絡みが多くなった。例えば、ワクワク学校への後輩の出演とか、嵐メンバー主演ドラマに高確率で後輩が出たり、嵐(メンバー)のバラエティ番組に後輩がよく出るor準レギュラーみたいになっているとか。「嵐が後輩のゴリ押しに使われている」と私の目にそう映ってしまっている時点で、純粋に「嵐だー!!!」と喜べない時点で、私はもう"嵐が大好き!!!大ファンです!!!"とは言えなくなってしまっているのかもしれない。

決して、嵐や嵐ファン、後輩たちをディスっている訳ではない。しかし、これらを読んでそのように捉えてしまう人もいるかもしれない。嫌な気持ちになる人がいるかもしれない。そう思って、前書きをしておいた。嵐のメンバーも全員30代を超えて、大野くんもアラフォーに突入しかけている。後輩たちを立てていく、育てていく立場になってきているのも分かる。だけど、それを上手く飲み込めない自分。今も嵐は好きだけど、昔とは違う"好き"。色んな感情が絡み合っている。

私がこんなもやもやと葛藤している時、世の中は「V6デビュー20周年」だった。たまたま、ローソンに貼ってあったポスターでV6がベストアルバムを発売することを知り、ネットで調べてみた。この時にはもう"アニバーサリーショップ盤"の受付を終了しており、これが今でもかなりの心残りである。ベストアルバムを発売するにあたって、新曲が3曲発表された。メンバー作詞・作曲の「~此処から~」(初回盤A)、有名プロデューサーRed Oneがプロデュースした「Wait for You」(初回盤B)、HMVLoppi盤のみ収録の「HELLO」。私はWait for Youが気に入って、初回盤Bを予約して購入したのだが、今だったら間違いなくHMVLoppi盤を買っていると思う。HELLO、とても素敵な曲。初めて聴いたのは健ラヂであったが、きちんと聴いたのは20周年ツアーのDVD。歌詞が素敵。V6の声とよく合ってる。

話が少し逸れたが、このベストアルバム購入をきっかけに、"V6愛"(?)が急加速していった気がする。20周年ということで様々なメディアへの露出があったことで、いつもの年より目にする機会が多かったことも加味していると思う。そう思うと"20周年"というタイミングがあったからこそ、V6の魅力に再び気付けた。20周年の存在、なかなか凄いな。

この頃(ベストアルバム購入時前後)、好きだったのが何を隠そう健くんであり、健ラヂを聴き始めたきっかけでもある。なんだろ、健くんの可愛さにやられたのかな…この時、まだ前髪作ってた頃だしな。。でもその後、図書館戦争シーズンがやってきて、岡田准一(というか堂上教官?)大好きです!!!に突入。今は映画の番宣に大忙しでテレビ番組への露出が増えた剛くんにLOVE♥だったりするし、不安定極まりない。これで今度、坂本くんの舞台観に行ったら坂本くん~♥になってることだろう。でも、「6人が好き」が前提なことに変わりはない。

 

このブログを始めるにあたって、一番最初に書いた記事に「V6を好きになったきっかけ」みたいなものをちょろっと書いた気がするが、それと矛盾はしていないだろうか。自分でも自分のことをよくわかっていないという、なんとも情けない話ではあるが、これが私なのである。「好きになるのに理由なんていらない」的な、なんかどっかで聞いたことある様な言葉だが、この記事はそんな話だと思う。